申請取次のちょっとした話
申請取次のちょっとした話
入管の手続きは原則として、申請者本人の出頭、提出が求められますが、規定により届出をした行政書士・弁護士は本人に代わって申請の提出ができます。
この制度を「申請取次」といい、資格者には入国管理局長からカードを交付されます。
カードの色から俗に「ピンクカード」などと呼びますが、個人的には微妙な呼び名だなと、、、。
申請取次者となるには、日本行政書士会連合会による研修と、効果測定を受ける必要があります。
また、有効期限は3年なので、更新するには再度研修と効果測定を受けて、入管法に対する知識を担保します。
埼玉県行政書士会では、効果測定をクリアしてもカード交付前に独自の研修会の受講が義務付けられているんですが、今日はその講習を受けてきました。
大先輩のお話しによると、申請取次制度ができてから、しばらくは法務省による厳正なテストに合格する必要があったとのこと。
その後、先輩たちが誠実な業務で信頼を勝ち得てくれたおかげで、現在も制度が継続し、さらには業務知識の担保が行政書士会に移管されたんですね。
しかしながら、入管関係業務はとても注意が必要です。
ときには、知らず知らずの間に犯罪の片棒を担いでしまっている。なんてこともあり得ます。
これからも注意を怠らず、後進の方々に申請取次者になってもらえるように誠実にがんばらなければ!
と思った日でした。
ではまた。